岩崎鬼剣舞 in 増上寺七夕まつり

岩崎鬼剣舞 in 増上寺七夕まつり

2013年7月7日(日) PM18:00~20:00

入場無料

増上寺境内および大殿地下三縁ホール

第1部:大殿前にて 岩崎鬼剣舞の演舞 PM 18:00 ~

第2部:大殿地下三縁ホールにて トークショー「これからの【世界】をどう生きるか」

登壇:ロバート・ハリス(DJ/作家)、三宅流(映画監督) PM 19:00 ~

*演舞は立見となります。

*雨天時は演舞も大殿地下三縁ホールで行います。

主催:「鬼剣舞の祈りよ、全国にとどけ!」実行委員会 協力:浄土宗大本山 増上寺 / 岩崎鬼剣舞保存会

本物の力、体感

 岩手県に1300年続くといわれる伝統芸能・鬼剣舞(おにけんばい)。 鎮魂の祈りと人々の幸いを祈願するこの踊りは、地元では小さな子からお年寄りまでみんなが踊り、地域の人間をつなぐ役割もはたしています。そんな鬼剣舞の魅力をもっとたくさんの方に知ってもらいたくて、東京タワーの麓にある、浄土宗の大本山・増上寺に、鬼剣舞の元祖といわれる「岩崎鬼剣舞」を呼ぼう!というイベントです。

 増上寺では、毎年7月7日に七夕まつりが催され、集まったみなさんが短冊に願いを込めて飾り付けをします。2011年からは、震災の復興祈願イベントとしても開催されていました。たくさんの願いが込められた夜に鬼剣舞を踊ってもらうことで、東日本大震災の犠牲になった方々の鎮魂と祈りを行い、わたしたち自身もこれからを生きるエネルギーをもらう、そんなイベントにしたいと考えています。

 映画監督・三宅流(みやけ・ながる)は、岩崎鬼剣舞が伝承される地区に住み着き、ドキュメンタリー映画『究竟(くっきょう)の地 岩崎鬼剣舞の一年』を完成させました。この映画は「鬼剣舞の魅力」「地域社会のあり方」「世代を超えたコミュニケーションの重要性」、そして何より人間が本来持っている「生きる力」を描き出し、2011年秋の東北巡回上映を皮切りに、日本各地で上映をしています。今回の企画は、撮影以降も岩崎鬼剣舞と親交を続ける三宅監督が、はじめて触れていただくには是非「本物」を体感して欲しいということで実現しました。

 また被災した東北の地域は、震災から2年以上経ったいまも災害のダメージ、経済的なダメージがまだまだ色濃く残っています。岩手県北上市では毎年8月初旬に「みちのく芸能まつり」が行なわれ、岩手県中の100を超える伝統芸能団体が一同に会して踊り続けます。是非この機会に伝統芸能の魅力を体験してもらい、「みちのく芸能まつり」や東北の数々のお祭りに足を運んでもらうきっかけにしたい。このイベントで観光を通じた東北の復興に貢献したいと思っています。

七夕の夜、東京のど真ん中から、みんなの願いを一緒に発信しよう!


◆岩崎鬼剣舞(いわさきおにけんばい) 国指定・重要無形民俗文化財。北上和賀地方に伝わる鬼剣舞の源流。「庭元(にわもと)」と呼ばれる家元にあたる存在をトップに、「連中(れんちゅう)」という現役の踊り手、現役の踊り手を退き後進の指導にあたる「師匠」、そして「おかど」といわれる演奏パートで組織が構成され、演目によって1~8人で踊る。
http://www.bunka.pref.iwate.jp/dentou/kyodo/shousai/geinou_008.html

◆三宅流(みやけ・ながる) 74年生まれ。映画監督。過去の作品は海外十数か国で上映され、いずれも高い評価を得る。近年はドキュメンタリー作品を多く手掛け、『究竟の地 岩崎鬼剣舞の一年』は、東北巡回上映を経て東京(ポレポレ東中野)で1ヶ月のロングラン上映。その後も各地で上映され、現在も自主上映を行っている。能楽師・津村禮次郎さんの活動を追った新作も制作中。

◆ロバート・ハリス 48年横浜生まれ。上智大学卒業後、'71年日本を後にし、東南アジアを放浪。バリ島に1年間滞在後、オーストラリアに渡り延べ16年間滞在。シドニーで書店&画廊「エグザイルス」を経営。オーストラリア国営テレビ局で日本映画の英語字幕を担当後、テレビ映画製作に参加、帰国後J-WAVEのナビゲーターや、作家としても活躍中。
http://web-bohemian.sblo.jp/


会場:浄土宗大本山 増上寺
〒105-0011 東京都港区芝公園4-7-35
TEL:03-3432-1431
イベントのお問い合わせは実行委員会:加瀬まで(090-2445-1322)

JR線・東京モノレール 浜松町駅から徒歩10分
都営地下鉄三田線 御成門駅から徒歩3分、芝公園から徒歩3分
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